いよいよ、楽天がヨーロッパに進出する。
□CNet Japan
楽天が欧州に進出--ルクセンブルグに「楽天ヨーロッパ」設立、数年以内のビジネス化目指す
~引用~
楽天は2月7日、欧州の中核拠点として「楽天ヨーロッパS.a r.l.」をルクセンブルグに2008年3月末までに設立すると発表した。同社は今後2~3年以内にEUおよびEU外の欧州数カ国で「楽天市場」事業を展開していく予定で、楽天ヨーロッパはその中核拠点となる。
楽天ヨーロッパは、将来の楽天の欧州事業のハブとなるべく、戦略立案や人事などの機能のほかシステムの開発や運用、物流に関する機能を持つことも検討している。当初はヨーロッパ各国への進出に向けた事業計画を詰め、今夏を目処にオフィス機能の強化を図り、順次、追加投資を行うとともに、人員を増強していく。
昨年11月の台湾進出で初の海外進出を発表したばかりで、次は中国かと思いきや、いきなり欧州での事業展開を発表した。
2007年12月期中間決算では、証券事業の収益悪化で減収減益となったが、EC事業(楽天市場・楽天ブック ス)の成長は継続している。直近2007年第3四半期の業績を見ても、売上高124億円(前年同期比26%増)と順調に成長しており、流通総額は1,274億円という規模だ。
将来を睨んでの布石ということだろうが、本業の「マーケットプレイス型ショッピングモール」というビジネスモデルが海外での通用するかは意見が分かれるところだと思う。
今年は日本のEC業界の海外進出元年となりそうな予感がするが、グローバル展開で企業規模を拡大する海外企業と渡り合ってこそ、インターネット企業といえると思う。楽天の海外進出が成功することを期待する。
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