株式会社野村総合研究所から、2007年の純金融資産保有額別のマーケット規模の推計結果が発表された。
株式会社野村総合研究所 ニュースリリース
純金融資産の保有額別に「超富裕層(5億以上)」「富裕層(1億円以上5億円未満」「準富裕層(5,000万円以上1億円未満」「アッパーマス層3,000万円以上5,000万円未満」「マス層(3,000万円未満」に分類、調査結果によると超富裕層・富裕層で90.3万世帯、金融資産254兆円となっている。
そこで2007年と10年前の1997年と比較してみると、、、
【世帯数(構成比)】
超富裕層 0.2%→0.1%
富裕層 1.8%→1.7%
純富裕層 4.7%→5.5%
アッパーマス層 12.2%→13.3%
マス層 81.1%→79.4%
【金融資産(構成比)】
超富裕層 5.2%→5.5%
富裕層 12.6%→16.1%
純富裕層 13.8%→16.6%
アッパーマス層 19.3%→21.7%
マス層 49.0%→40.1%
世帯数はどの層においても大きな変化は見られないが、金融資産については最大の構成比を占める「マス層」が大きく減っている。世帯数としては「マス層」が減り、「アッパーマス層」以上が増えてきていることから、全体としてみれば金融資産が増えた世帯が多くなっているともいえるが、金融資産が少ない世帯との格差が広がっているともいえる。
日本のEコマース市場においても、このような金融資産の保有額別にセグメントされたサービスが多くなって来るのかもしれない。
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