eCommerce Watch

【米国】Eコマースの売り上げが初の前年同期比減を記録

　市場調査会社ComScoreが米国時間11月25日にリリースしたリポートによると、11月の最初の数週間はオンラインを利用した消費者の財布の紐が固かったため、Eコマースの売り上げが史上初の前年同期比減を記録した。ComScoreによると、11月最初の23日間のオンラインショッピングの売り上げは、2007年の同時期との比較で4％減少したという。

□CNET Japan

Eコマースの売り上げが初の前年同期比減を記録--米調査

　最大の商戦である年末のホリデーシーズンについては、前年同時期とほぼ同じ水準になると見ており、Forrester Researchの12%増よりも厳しい予測をしている。

米年末商戦、オンラインショッピングは失速気味

　Forrester Researchの新たな調査では、2008年末のホリデーショッピングシーズンに、経済不況のあおりを受けて、オンライン小売販売の成長率が、初めて失速することになるとの予測が出されている。

□CNET Japan

米年末商戦、オンラインショッピングは失速気味に--Forrester調査

～引用～

Forrester Researchは、ホリデーシーズン中に、オンラインで消費者が440億ドルを費やすと見積もっている。この数字は前年比12％増とはなるものの、この時期にオンライン小売業界が経験してきた成長率のうち、過去最低の伸びとなっている。

　また、米eMarketerdeでもホリデーシーズンのオンライン消費の失速を予測している。

◆参考記事

英仏独クリスマスシーズンのオンラインショッピング売上高

【米国】2007年クリスマスシーズンのオンライン売上高は前年19%アップの290億ドル

日本の富裕層・超富裕層マーケットは90.3万世帯、254兆円

　株式会社野村総合研究所から、2007年の純金融資産保有額別のマーケット規模の推計結果が発表された。

株式会社野村総合研究所　ニュースリリース

　純金融資産の保有額別に「超富裕層（5億以上）」「富裕層（1億円以上5億円未満」「準富裕層（5,000万円以上１億円未満」「アッパーマス層3,000万円以上5,000万円未満」「マス層（3,000万円未満」に分類、調査結果によると超富裕層･富裕層で90.3万世帯、金融資産254兆円となっている。

　そこで2007年と10年前の1997年と比較してみると、、、

【世帯数（構成比）】
超富裕層　0.2%→0.1%
富裕層　1.8%→1.7%
純富裕層　4.7%→5.5%
アッパーマス層　12.2%→13.3%
マス層　81.1%→79.4%

【金融資産（構成比）】
超富裕層　5.2%→5.5%
富裕層　12.6%→16.1%
純富裕層　13.8%→16.6%
アッパーマス層　19.3%→21.7%
マス層　49.0%→40.1%

　世帯数はどの層においても大きな変化は見られないが、金融資産については最大の構成比を占める「マス層」が大きく減っている。世帯数としては｢マス層｣が減り、｢アッパーマス層｣以上が増えてきていることから、全体としてみれば金融資産が増えた世帯が多くなっているともいえるが、金融資産が少ない世帯との格差が広がっているともいえる。

　日本のEコマース市場においても、このような金融資産の保有額別にセグメントされたサービスが多くなって来るのかもしれない。

【米国】ECサイト、2008年７月のコンバージョンレートTOP10

  ニールセン調べによる2008年7月コンバージョンレートTOP10の米国ECサイト。

◆参考記事

【米国】ECサイト、2008年6月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年5月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年4月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年3月のコンバージョンレイトTOP10

【米国】ECサイト、2008年2月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年1月のコンバージョンレートTOP10

中国のネット人口が2億5300人に

　中国ネットワークインフォメーションセンター（CNNIC）の発表によると、中国のインターネット人口は2億5300万人のとなり、年間では9100万人増加した。

□INTERNET Watch
中国のネット人口が2億5300万人に、ブロードバンドは2億人突破

　これで米国の1億8,200万人を超え世界一のインターネット大国になった訳だが、総人口に対するインターネット利用率は19.1％ということなので、中国のインターネット市場はまだまだこれからという状況にあるといえる。

◆参考記事
世界のインターネット人口の成長予測

【中国】インターネット人口、いよいよ2億人へ

【米国】ECサイト、2008年6月のコンバージョンレートTOP10

　ニールセン調べによる2008年6月コンバージョンレートＴＯＰ10の米国ECサイト。


 Source: Nielsen Online / Marketing Charts

◆参考記事

【米国】ECサイト、2008年5月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年4月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年3月のコンバージョンレイトTOP10

【米国】ECサイト、2008年2月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年1月のコンバージョンレートTOP10

ブラジルのEC市場

　ブラジルではオンラインショッピング経験者が2年ごとに倍増しており、市場は急速に拡大している。

■eMarketer

Brazilian E-Commerce

  ブラジルのインターネットユーザーの内、79%がオンラインショッピング経験があり、インターネットが発展している他国と比較しても上位の位置する。

英国のEC市場は上昇、そして多様化

　イギリスでは、燃料コストの上昇が消費者のオンライン支出の上昇に寄与している。

　また、オンラインでの購入カテゴリーも拡がっており、長年、主要なカテゴリーであった本・音楽・チケット・衣服だけでなく、現在では大手スーパーマーケットチェーンの全てが魅力的なオンラインショッピングを提供している。調査結果によると、インターネットユーザーの44%が食料品の購入経験があり、ロンドン市民の半数がその経験者だ。

　Verdict Researchによると、イギリスの小売のEC市場は2012年に449億ポンド(839億ドル)に達する見込みであり、2007年の147億ポンド（274億ドル）から3倍強の成長だ。

■eMarketer

UK Online Spending Rises, Diversifies

【米国】ECサイト、2008年5月のコンバージョンレートTOP10

  ニールセン調べによる2008年5月コンバージョンレートTOP10の米国ECサイト。 


Source: Nielsen Online / Marketing Charts

◆参考記事

【米国】ECサイト、2008年4月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年3月のコンバージョンレイトTOP10

【米国】ECサイト、2008年2月のコンバージョンレートTOP10

【米国】ECサイト、2008年1月のコンバージョンレートTOP10

【米国】顧客サービスの優れたECサイト

　米e-tailing groupより、ECサイトの顧客サービスに関するミステリーショッピング調査の結果が報告されている。

□Top Performing E-Sites Deliver Exemplary Customer Service

　そして、評価基準を満たした顧客サービスの優れたサイトとして、以下の１１のサイトが紹介されている。