ワイヤード・ニュースが、まだIPOを行なっておらず買収もされていない、2008年の注目の新興企業10社を紹介している。
【WIRED】 2008年注目の新興企業10社(1)
【WIRED】 2008年注目の新興企業10社(2)
モバイル向けアドネットワークのAdMob社 、スペインの新興Wi-Fi企業FON社 、ウィジェットのサードパティー業界大手のSlide社 などが紹介されているが、一番の注目される変り種はWeb上で『個人向けゲノム解析サービス』を提供する23andMe社 のようだ。
~引用~
1000ドル出せばいろいろなものが買えるが、23andMe社は、これまで一般大衆向けではなかったDNAのゲノム解析サービスを1000ドルで 提供している。遺伝的に前立腺癌になりやすい体質か? 緑内障は? 心臓病は? 23andMe社はこうした情報を教えてくれる。
つまり23andMe社は、医学界(および倫理の分野)を揺るがす可能性があるということだ。ゲノム解析の技術は向上し続けているので、 23andMe社は今後、もっと質の高い情報を提供できるようになるだろう。2008年には、人種的な系統や病気に関する特徴が共通する顧客どうしのソー シャル・ネットワーキングも提供する予定だ。
グーグルのセルゲイ・ブリンの妻であるアン・ウォジェシキが共同設立者として参加しており、グーグル自体も同社に390万ドル出資しているから、尚のこと話題になっているようだ。
個人向けゲノム解析サービスを提供する企業は他でもあるようだが、健康ブームが続く日本でも同様のサービスが登場したら話題になるであろう。価格はやや高い気もするが、自分のルーツを知るという意味でも個人的には利用してみたいと思う。
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