市場調査会社GartnerのアナリストであるAdam Sarner氏は、ウェブサイトを持つフォーチュン1000社の75%以上が、マーケティングまたは顧客関係を目的とした何らかのオンラインソーシャルネットワーキングイニシアティブを開始すると推定している。しかし、これらのキャンペーンの50%は失敗に分類されるだろうと、同氏はCNET Newsとのインタビューで述べた。
□CNET Japan
「ソーシャルメディアキャンペーン」の半数は失敗--アナリストが指摘する理由
ソーシャルメディアキャンペーン」の半数は失敗--アナリストが指摘する理由
~引用~
Sarner氏は、「(企業は)コミュニティーに殺到し、つながりを持とうとするが、もっぱら双方に共通する目的がないため、失敗するだろう」と述べた。「共通する目的」とは、キャンペーンを展開すると企業とキャンペーンに参加するオーディエンスの両方にとって役立つ手段のことで、そのバランスを見つけるのは容易ではない。奇抜でオーディエンスがやみつきになるようなキャンペーンは、企業にとってほとんど価値がなく一時的なブームに終わりがちである。一方、インターネットでのマーケティング活動は一般の人にはあまり好まれないことが多い。
Sarner氏の研究によれば、2012年までに、オンラインにせよ、オフラインにせよ、購入全体の半分には何らかの形でウェブがかかわることになるとあり、また 「ソーシャルメディアはライフラインになる。顧客との関係を損なわず、顧客の気持ちをつかむことが最も大切なことだ」とも述べている。
ウェブ上でのマーケティングが避けて通れない今、企業はもう一度原点に戻って顧客との関わり方について学び直す必要があるのかもしれない。
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