トランスコスモスは2008年2月26日、中国の富裕層女性をターゲットとしたBtoCメディアマーケティングコンサルティングを行う合弁会社、「斯黛尓商務諮詢(上海)」(英語表記は「Style-age(Shanghai)」))を設立したと発表した。
□NIKKEI NET
トランスコスモス、中国にBtoCメディアマーケティングコンサルティング会社を設立
~引用~
中国ではここ数年の経済成長で富裕層や本物志向の人が増え、さらにネットユーザーやネットショッピング利用率も次第に高まってきています。しかし、広大な中国において、雑誌に掲載されている商品は都心部にある実際の店舗に行かないと購入できないというのが現状です。2007年11月にオープンした「Style-age.com」( http://www.style-age.com/ )では、雑誌は購入できるけど店舗がない地域の女性向けに、ファッション誌に掲載されているすべての商品の取寄せ代行サービスを行います。また、2008年3月中旬にはファッション誌のアパレルブランドを中心とした広告主と中国読者をダイレクトにつなぐショッピングモールサービスを開始予定です。商品の購入受付から決済、発送までを一括で行うサービスを提供します。さらに、2008年10月には自社ブランド通販も展開する予定です。また、2008年3月28日に(株)ゼイヴェルが開催する「TOKYO GIRLS COLLECTION in北京」とのEコマース連動も予定しており、「TGC in北京」出演ブランドのステージアイテムが「Style-age.com」より購入できるようになります。
スタイルエイジは、Webとリアル(ファッション誌やイベント)を連動させたクロスメディア事業を展開し、2008年の売上5500万円、「Style-age.com」利用者数8万人を目指します。
EC事業では、マガシーク と同様の雑誌掲載商品が買えるという雑誌連動によるクロスメディア型ECモデルだが、モールの展開も予定しており、EC事業以外でも日系ファッション誌の広告代理事業や中国での販路を拡大したい日本企業に対するコンサル事業も行うとある。
最近、スタイライフ等、日本のEC企業の中国進出事例が出てきたが、トランスコスモスの場合は、EC事業を起点に本業のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業や広告・コンサル事業等へ事業領域を拡大していく戦略のようだ。
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