米Forrester Research社より、「The End Of The Music Industry As We Know It(音楽業界の終焉)というタイトルの報告書が発表されている。
□Marketingcharts
Forrester: ‘End of Music Industry as We Know It’
デジタル音楽の売上高は、今後5年間に年率23%の推移で成長する予測。2012年にはデジタル音楽売上高が48億ドルに達し、38億ドルに減少するCD売上高を追い抜くという。
また、音楽ダウンロード販売が中心となっていく中で、会員制音楽サービスは緩やか成長により2012年には4億 5900万ドルに達するとし、広告型の音楽ダウンロードを試している企業もあるが、imeem.comのようなDRMフリーとオンデマンドのストリーミングを組み合わせたサービスによって消えてしまうと予測している。
現在のところは、ラジオ(43%)、CD(20%)による視聴が一般的で、PCベース(12%)の視聴は3番手。
米フォレスターリサーチ社の副社長兼主席アナリストのジェームズ・L・マクベイ氏は「音楽業界は製品を再定義する必要がある。業界幹部社員たちは何年もCD販売に注力してきたが、アーティストこそが製品であり、単なるCDのソースだけではない。」と述べている。
Guitar HeroやRock Bandのような人気のビデオゲームを例に挙げ、500万本が売れるビデオゲーム市場のような魅力的な収益源を関係者を示している。
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