2007年9月期に3億5千万円の営業損失を計上したネットプライス・ドット・コムの2008年9月期第1四半期(10月ー12月)の連結業績が開示されている。
◆平成20年9月期 第1四半期の連結業績
売上高 2,898(百万円) 対前期増減率 △23.4%
営業利益 111(百万円)
◆平成20年9月期の連結業績予想
売上高 12,000(百万円) 対前期増減率 △9.5%
営業利益 160(百万円)
同社は2007年9月期の中間決算で赤字転落という結果となり、原点回帰の事業再構築計画を掲げた。①取扱商品数の削減も含め在庫を保有しない形態への再転換、②人件費や広告宣伝費削減による固定費の大幅削減、③不採算事業の撤退も含めた子会社再編といった取組みによる収益性の改善である。
こうした取組みの結果、売上高は減収となったものの、利益は黒字に改善されている。2007年9月期に純損失が巨額の6億7千万であったことを考えると、立て直しは順調に進んでいるように思える。
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米eMarketer社より、世界のインターネット人口の成長予測について発表があった。
500 Million Internet Users in Asia-Pacific
2007年の世界のインターネット人口は11億5,000万人となり、世界66億人の中の17.5%がインターネットユーザーということになった。尚、2012年のインターネット人口は、17億人以上になると予測しており、その50%近くがアジア太平洋地域のインターネットユーザーということになる。
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どうやら、音楽無料化の流れが止らないようだ。
□東京IT新聞
音楽無料化へ動く レーベル各社の思惑
~引用~
米国時間1月23日、英国発の音楽SNS、Last.fmは、あらゆる楽曲を3回までフルトラック・ストリーミングで試聴できるようになったことを発表した。3回再生した後は、購入するかどうかのオプションが表示される。
無料の音楽配信をしようとしているのはLast. fmだけではない。米Imeemも四大メジャーレーベルとの契約を終え、広告付きフルトラック・ストリーミングが可能になっている。米ヤフーもDRMフリー、広告入り無料の音楽配信を計画していると、アメリカの一部報道機関が伝えている。すでにメジャーレーベルと交渉に入ったと見られており、今後の展開が期待される。
CDの売上減少が続く中、DRM(デジタル著作権管理/コピー回数などを制限する機能)フリーやiTunesの一極集中化が進み、P2Pによる違法コピーも防げないとなると、楽曲から販売収益を上げていくことは難しくなる一方だ。
となると、ビジネスモデルの転換を考えても不思議ではない。いわゆるグーグル同様の広告モデルへと向かっていくようだが、「楽曲無料+広告」というビジネスモデルから果実(収益)を得られるのは、レーベルになるとは限らない。
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米Nielsen社の発表した調査結果によると、これまでにオイラインショッピング経験のあるユーザーは世界で8億7500万人となり、2年前の6億2700万人から40%の増加となった。
875MM Consumers Have Shopped Online - Up 40% in Two Years
インターネットユーザー全体の中でオンラインショッピング経験者の率が最も高かった国は韓国で99%、次いで英国(97%)、ドイツ(97%)、日本(97%)、米国は8位で94%であった。
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IFPI(国際レコード産業連盟)の発表によると、2007年の全世界でのデジタル音楽の売り上げ総額は29億ドルに達し、2006年に比べて40%のアップとなったようだ、
【Tech Crunch】 世界のデジタル音楽の売り上げ40%アップ―しかし全売り上げ10%ダウン
【MARKETING CHARTS】 Digital Music Sales Near $3B, Don’t Offset CD Sales Slump
~引用~
デジタルの売り上げは世界市場の15%を占めている。売り上げに占めるデジタル化の率を他の業界と比較してみると、音楽産業はゲームについて2位である。新聞は7%、映画は3%。、本にいたってはわずか2%に過ぎない。ただし、IFPIによると、アメリカ市場ではデジタルによるセールスが30%を占めている。(しかしNielsen SoundScanは、別のデータに基づいて、アメリカのデジタル化率は23%だとしている)。
すでにオンライン化率が15%を占めており、もっとも劇的な変化を見せている業界といえるが、同じコンテンツ産業である新聞業界同様に、市場全体の落ち込みをオンラインでの売上の伸びで補完できていない厳しい状況が続くと思われる。
さらに、他の業界と違い、違法ダウンロードという問題を抱えており、昨年、100億回以上も非合法な楽曲交換が行われたとのことだ。
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米調査会社COMSCOREから、昨年12月のサーチエンジン市場の動向について発表があった。
Google Leads Search Share with 58%, Yahoo Gains a Tad
△0.2%の58.4%、Yahooは11月から+0.5%の22..9%、Microsoftは11月と同じの9.8%。
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